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恭三郎の部屋

ROOM OF KYOZABURO

柘製作所代表取締役・柘恭三郎のブログ。

●バラエティ番組「全種類」

 番組の美術協力をした。

クイズ番組で「パイプシェイプの種類は全部で何種類?」という出題だった。

回答者は23種類と答えて、見事正解した!

その後テレビ画面でクラシックシェイプの全種類23本が映し出された。

その23本のパイプを揃える依頼が番組制作会社からあった。

柘製作所のカタログに掲載されているクラシックシェイプをすべて揃えて写真撮影をすることになった。

その中で、揃えるのに一番苦労したのが、「リバプール」と「ブルカップ」だった。

リバプールの定義は、?基本シェイプはビリアード、?シャンクは丸(ラウンドシャンク)したがって吸い口も丸になる、?シャンクの長さと吸い口の長さが同じ。が条件。現在柘製作所野化とログにはない商品なので、至急工場の手を借りてハンドメイドで作ることにした。

ブルカップの定義は、?ボウルは小型でブルドック型、?シャンクから吸い口は、丸(ラウンドシャンク)細めで長い。が条件。これがまた無い。これはシャコムのデットストックとして持っていた、シャコム・ロイヤルがあった。ブルカップの全盛は19世紀から20世紀初頭だったので、今シリーズパイプとして作っているメーカーはどこもない。

詳しく言えば、クラシックシェイプの種類はもっとあるが、代表的なシェイプとしての23種類だった。