※ご注文頂いた商品の在庫がない場合もございますので、あらかじめご了承下さい。
Euro Box
ヴィンテージ萬年筆専門店
「富士」ニュース >>>
ブライヤーはギリシャ、コルシカ、サルジニアなど地中海沿岸に自生するシャクナゲの仲間であるブライヤー(学名エリカ・アルポレア)の根瘤。俗説バラの根は誤りです。 エリカの木は夏の全く雨の降らない厳しい荒地に育ち、大きなものは直径1メートル近くもあり、樹齢は50年以上経つものもあります。岩石の多いやせ地に育つため成長には長い年月を要し、それ故、繊細なグレインができます。 処理工場に運び込まれたブライヤー(コロ)は大きく切断され、小石や砂を噛んでいるものや虫食い、ひび割れのあるものを選別 し、パイプの各原型に従って切断されてエボーションが作られます。木取りされたエボーションは大きな釜で半日から丸1日煮沸されます。これはブライヤーに含まれている樹液を取り除くためです。こうしてアク抜きされたエボーションは更に水気を切り、4ヶ月から2、3年以上も陰干しされた後、各等級に分類され、麻袋に60〜80ダースくらいに分けられてパイプメーカーに出荷されます。グレインの良好なブライヤーはラフ(表皮)をつけたまま木取りされますが、これはプラトーと呼ばれ高級品として出荷されています。

2005年7月のニューヨーク・ペンショウで始めてアメリカのペンコレクターの前に披露され、パイプの柘製作所が本格的な万年筆を作ったことで話題になりました。

万年筆のベースとなる素材は、木の宝石といわれている「ブライヤー」、銘木「黒檀」、1851年ロンドン万国博覧会に出品され有名になった「エボナイト」等です。
全てのキャップには“TSUGE FUJI JAPAN ESTABLISHED 1936”の刻印があります。ペン先は本体カラーに合わせてゴールドとシルバーカラーの2種あります。中央に富士山とパイプがシンボルデザインされ、“TSUGE”“FUJI”“SINCE1936”“JAPAN”の英字の刻印がされています。

ペンの側面には小さく、文字の太さがわかるようにF・M・Bの英字記号も刻印されています。 万年筆内部の機能上のシステムは、全て株式会社セーラー万年筆社が作り込んでいます。 柘製作所の乾式NC木工旋盤は、精度を要求される作業を可能にし、各金属パーツとの勘合精度を高めることが出来ます。天然素材は、「生き物」同様です。素材を熟知し、素材の保管場所まで気を使って取り扱わなければなりません。 精密木工加工から、見た目温かみを帯びた外装仕上げは、長年パイプ製作技術の蓄積があった柘製作所の工房ならではの技術です。「富士」は、セーラー万年筆社と柘製作所との互いの英知を結集したコラボレーション製品、と言って差し支えないでしょう。
【仕様】

・ライトブラウン(ペン先21K、金属部は金張り)
・ダークブラウン(ペン先21K、金属部は銀張り)
・文字の太さは、細字(F)/中字(M)/太字(B)の3種
・長さ :143mm ・最大経:17φ
・重さ :28g ・桐箱入り

【付属品】

・ポリッシングクロス
・カートリッジインク
・コンバーター

<製造協力:セーラー万年筆株式会社>